京野菜(京の伝統野菜)    
    万願寺とうがらし、伏見甘長とうがらし生産に情熱を捧ぐ
精華町下狛 岩井三郎 (51)
農業経営状況 栽培品目及び面積
ハウス 万願寺とうがらし 27a
伏見甘長とうがらし 10a
全面積周年養液栽培
水 稲 キヌヒカリ 70a
もち 5a
自家野菜 白菜、ネギ、エンドウ他 8a
営農経過状況 今後の目標
学卒後(22)、私の本格的な営農はイチゴ作りから始まったのです。25aー35aー55aと6年の内に拡大しイチゴはもうかる作物でした。 しかし作付け場所が限られて連作障害が出始める。収量が落ち品種を変え作型を変え収量を確保するも単価が下落し12年後イチゴから撤退。学生時代から温めていた養液栽培に全面移行。トマトを20aから始めノウハウを習得、25歳から作付けしていた万願寺とうがらしを養液栽培で作るという前例のない冒険をしたのですが、思っていた以上の結果に満足。今は欲が出てまだまだ品質では思うようには行っていません。現在では伏見甘長とうがらしとの生産販路拡大にやっきです。 全国でも珍しいとうがらしの養液栽培です。京都山城地域では徐々に面積が増えてはいますが投資がかなり必要な現状ですので今の経済状況下では踏み切れない現状です。また10年前とは全体的な作付け増と平均単価が下落しているのも一考です。                                           また万願寺とうがらしは京都が主な販売先ですし、関東も少しは搬送していますが販売先、特に大阪の大いなる販路拡大と消費者のとうがらしに対する認知と、美味い、調理が簡単、料理に幅が広がる、と言ったうまくて便利な食材が近くにあることを広く知っていただく事が望まれます。そして今後の生産拡大に弾みをつけたいものです。    
我が農業の方針、特徴、こだわり 自由欄
こだわりは無いが、世間で誰もしていない、メジャーでない作物を取り上げ売り出していく。また形を変え消費者に受け入れてもらう事に生きがいを感じています。作付け方法も工夫を凝らしていますがなかなか新技術は生まれませんが思い切った方策も考えなくては!




万願寺とうがらし